アスファルトは石油からできています。原油を精製して、ガソリンや軽油などをとった後に残るのがアスファルトです。印象としてとてもよく似ているものに「コールタール」がありますが、コールタールは石炭を原料にしたもので、アスファルトとはまったくの別物なのです。
固まるまでに何日もかかるコンクリートと比べて、わずか数時間で固くなるアスファルトは、クルマの通行をあまり妨げることなく工事を進めることができます。ほとんどの道路がアスファルト舗装なわけは、ここにもあったのです。
しかもアスファルトは、再利用できます。新しく舗装し直すときに剥がした古いアスファルトは、石の表面を包んでいるアスファルトが劣化しているだけなので、新しいアスファルトなどを少し加えるだけで、再生できるスグレものなのです。アスファルトって、環境にもやさしい素材です。 |
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